皆様なかなかブログの方が投稿できずに申し訳ないです。
最近は私の職場では新人さんが嬉しくも多く入職されているので業務や職場での方針などをお伝えする事でバタバタしていました。
また6月から介護職が知っておきたい事や、ひーくんあおくんパパの近況や出来事を書いて皆様のお役にたてればと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
では今回は新人の方が患者様急変時にどうしたらよいのか?という質問を受けたので少し心肺蘇生に関してまとめてみましたのでお伝えしようと思います。
個人的にまとめたものですので、再度やり方などは自身で確認の方をお願いします。
心肺蘇生とは?
ではいきなり心肺蘇生と言われても??
あまりイメージがわかないと思いますので簡単に心肺蘇生とは何ぞや?!を解説していこうと思います。
心肺蘇生
定義では、呼吸が止まり、心臓も動いていないとみられる人へ救命へのチャンスを維持するために行う循環方法である。CPRとも呼ばれており心臓マッサージを主に行い余裕があれば気道確保をし、人工呼吸も行う。
人工呼吸を行う際には、感染症防止の観点から口を直接傷病者の口に当てることを避け感染防止の為マスクの着用やない場合はハンカチで代用を行います。
AED
患者の患部にテープを2か所張りAED が自動で解析を行い電気ショックが必要な場合はショックを行う。電気ショックが終わった際にはAEDより再度胸骨圧迫の指示があります。
必要ない場合はAEDより胸骨圧迫は必要ありませんと指示があります。
自動体外式除細動器とも呼び、心停止の際に機械が自動的に心電図の解析を行い心房細動を検知した際に除細動を行う機械です。
心臓とは?
心臓は私たち人間にとって必要不可欠な物というのは皆さんご存じだと思います。
ではここでは私たち心臓の働きと構造について書いていきます。
心臓には、心臓筋があり、電気刺激により収縮と拡張を行っており体内の血液循環をしています。
また心臓には4つの部屋があり、左心室、右心室、左心房、右心房があり右側で体内を巡った血液を受け取り左側で血液を送り出す役割をしています。
収縮期血圧が高い場合は、心臓は通常より血液を送り出す力が強い状態
拡張期血圧が低い場合は、心臓が通常より血液を送り出す力が弱い状態
脈拍数が多い→頻脈
脈拍が少ない→徐脈
という言い方をします。
意識レベルの指標とは?
日本では主に使用されている意識障害の分類になっておりJCS(ジャパンコーマスケール)を用いています。覚醒度により3段階に分かれておりJCS100と表現するのが正式でありⅢー100とは表現をしてはいけない。
1:刺激しないでも覚醒している状態
1-0:意識誠鮮明
1-1:大体鮮明であるが、今ひとつはっきりしない
1-2:見当識障害がある(場所、時間、日付けがはっきりしない)
1-3:自分の名前、生年月日が言えない
Ⅱ:刺激で覚醒するが、刺激をやめると眠りこむ状態
Ⅱー10:普通の呼びかけで容易に開眼する
Ⅱー20:大きな声または身体を揺さぶる事により開眼する
Ⅱー30:痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返す事により開眼する
Ⅲ:刺激しても覚醒しない状態
Ⅲー100:痛み刺激に対し払いのける動作をする
Ⅲー200:痛み刺激に対し少し手足を動かしたり、顔をしかめる
Ⅲー300:痛み刺激に反応しない
急変者発見じの対応を考える
では実際に介護現場や医療現場で急変患者様がいた場合のかかわり方を考えていこうと思います。
急変時の患者様発見時は最初に安易に患者様に近寄らず安全を確保してから患者様への対応を行いましょう。
状態の観察を行う。
確認後その場を離れずに大きな声やナースコールで応援を依頼する
AED、救急カート、吸引機、モニター、酸素ボンベなどを依頼する
意識状態の確認方法としては
傷病者に対して声をかける。
傷病者さんの名前を呼び肩を叩き大声で呼びかける
反応が乏しい場合は、指先の爪やペンなどで押すなどして疼痛刺激を与え、その反応で意識レベルを判断する場合をある
呼吸状態の確認方法
胸郭や腹部の上下運動の動きを確認し呼吸の有無をや異常を観察
鼻腔に指を添えて空気の流れを感じ取る事ができるのかを確認
自身の耳を患者様の口元に持っていき呼吸の有無を確認
死戦期呼吸とは?
心肺停止直後に見られる、口をパクパクし顎をしゃくり上げるような途切れ途切れに起こる呼吸
このような場合は呼吸をしていないと判断する
呼吸状態の確認を行い、記録の呼吸状態や呼吸数を記録しておくと良いでしょ
循環の確認
橈骨動脈の波動を確認し脈拍が触れていない場合は頸動脈の波動の有無を確認する
血圧の目安
橈骨動脈で脈拍蝕知可能な場合→収縮期血圧80以上
頸動脈で脈拍が蝕知可能な場合→収縮期血圧60以上
急変時の血圧は電子測定器より手動で測定する方が望ましい
理由として急変時は脈拍が弱くなることが多いので電子血圧計では、感知できずに正確な値が分からない
意識、呼吸、循環、各状態を確認後、意識なく呼吸が確認できない場合は
心臓マッサージの対象となります。
心肺蘇生法
- はじめに心臓マッサージを始める前に気道を確保します
- 気道確保方法としては下あごを挙上する
- 心臓マッサージ
- 位置・両乳頭間に胸骨中央から少し下の位置
- 方法・両手で垂直に重心を掛けて真下に力強く押す
- 回数・100~120回/分
- 人工呼吸・30回の心臓マッサージに対し2回
心臓マッサージ
心臓マッサージのポイントとして、しっかりと押している事と解放出来る事が大切です。この動きで心臓に刺激を与えて心臓が反応して動くことになります。
またベッド上での心臓マッサージは、反発が少ないので緊急カートに付属している背板を使用する
心臓マッサージをしている間に応援者が到着した場合
- ①AEDの装着を依頼する
- ②心臓マッサージ施行者の交代(一人2分程度)
- ③ドクターの指示に従う
AED使用手順
- 心臓マッサージを継続しながらAEDを使用
- 電源をいれて、機械よりパッドを取り出して、左右の胸部に貼る
- (水分や汗は拭きとりペースメーカーは避けて使用)
- AEDを発動し機械の指示に従う
- AEDを取り付けた後もAEDの指示に従い心臓マッサージは継続すること
意識レベル(JCS300)呼吸確認出来ないと判断した際は心臓マッサージを開始します。
まとめ
今回は患者様急変時の心肺蘇生のお話を書いていきましたが、皆様いかがでしたでしょう?
対応としての基本的な流れを覚えておき急変時対応できるようにシミュレーションしておくことが大切ですね!!
地域によっては心肺蘇生やAEDの研修などをしているかと思いますので興味がある方はぜひ
ではひーくんあおくんパパのブログを見ていただきありがとうございました。

