ラグビーキッズを持つ親御さんにとって、天気予報の「雨マーク」は少し憂鬱な気分になるものですよね。「この大雨の中で本当に試合をやるの?」「泥だらけのウェア、どうやって持ち帰ろう…」と悩むことも多いはず。
今回は、雨の日のラグビーの練習や試合で必要なアイテムから、スパイクの手入れ、身体を冷やさないための裏技まで、雨の日を乗り切るための完全マニュアルをご紹介します!
雨の日にラグビーはするの?
結論から言うと、ラグビーは基本的に雨でも行われるスポーツです。
野球やテニスなど、少しの雨でもグラウンドコンディションを考慮して中止になるスポーツは多いですが、ラグビーは「全天候型スポーツ」とも呼ばれています。土砂降りの中、泥だらけになりながらボールを追いかける姿は、ラグビーの象徴的な光景でもありますよね。
ただし、何でもかんでも決行するわけではありません。以下の場合は子供の安全が最優先され、中止や中断の判断が下されます。
• 雷が鳴っている場合(最優先で即中止・避難)
• 台風などの暴風雨で身の危険がある場合
• グラウンドが冠水し、競技が不可能な場合
雷の危険がない限りは、基本的に「雨天決行」だと考えて準備をしておくのが、ラグビー保護者の鉄則です。
ラグビーでの雨は荷物が増えるのか?
雨の日のラグビーは、晴れの日と比べて圧倒的に荷物が増えます。
濡れたウェア、泥だらけのスパイク、冷え対策の防寒着、そして何より「大量のタオル」。これらを収納し、さらに車内を泥から守るためのアイテムまで必要になります。
また、忘れがちなのが「親自身の雨対策」です。傘をさしながら観戦・サポートするのは限界があり、両手を空けるためのレインコートや長靴など、親の荷物も必然的に増えてしまいます。
雨の日の準備のコツは、「少し多すぎるかな?」と思うくらい持っていくこと。現地で足りなくて困るよりは、使わずに持ち帰る方がずっとマシです。
雨の日に必要な物とは?
雨の日のラグビーで絶対に欠かせない、基本の持ち物リストです。これだけは必ず大きめのバッグに詰め込んでおきましょう。
• 大きめのバスタオル(最低3枚):体を拭く用、頭を拭く用、車内で座席に敷く用として多めに準備。
• 着替え一式(2セット):練習着やユニフォームはもちろん、下着や靴下も余分に持たせます。
• ポンチョ・ベンチコート:試合の待ち時間やハーフタイムにサッと羽織れる防寒・防水着。
• 温かい飲み物:保温性の高い水筒に、温かいお茶やスポーツドリンクを入れておきます。
• 多めのビニール袋:濡れた物、泥だらけの物を分別するためにサイズ違いで用意します。
• 親用のレインウェアと長靴:傘は風で飛ばされたり他の人の邪魔になるため、上下セパレートのレインスーツと長靴が最強です。
雨の日限定?これは覚えておいて!!
基本の持ち物に加えて、雨の日だからこそ真価を発揮する「裏技的アイテム」をご紹介します。これを知っていると、周りの保護者から「おっ、分かってるな!」と思われますよ。
• ワセリン
雨の日や寒い日の必需品です。試合前に太もも、ふくらはぎ、腕、お腹周りに薄く塗っておくことで、雨水を弾き、気化熱による体温の低下を防ぐ「見えない防寒着」になります。
• 目薬・洗浄液
スクラムやタックルで泥水が顔にはねると、目に入って痛い思いをします。試合後にサッと洗い流せるよう、目薬やコンタクト用などの生理食塩水があると安心です。
• 新聞紙
濡れたスパイクの水分を吸い取るために、クシャクシャに丸めた新聞紙は最強のアイテムです。荷物の隙間に数枚忍ばせておきましょう。
・3コインズの水が入りにくい入れ物
これは最近私も知ったのですが、今はリュックが主流なので水が入りにくく定価が安い3コインズの入れ物おすすめです。
雨の日でのスパイク手入れ方法
雨と泥をたっぷり吸い込んだスパイク。そのまま放置すると、強烈なニオイを放ち、革が硬くなってすぐにダメになってしまいます。以下の手順で素早くケアしましょう。
1. 泥を落とす:帰宅後、乾く前にシャワーやホースの水で表面の泥を大まかに洗い流します。古い歯ブラシを使うと縫い目の泥も綺麗に落ちます。
(スパイクを洗う際には、ウタマロを小さく切ってお湯でやわらかくしてから洗うと泡立ちが良く綺麗に洗えます)
2. 水分を拭き取る:いらないタオルで全体の水分をしっかり拭き取ります。
3. 新聞紙を詰める:スパイクの中にクシャクシャに丸めた新聞紙をパンパンに詰めます。最初は30分ほどで新聞紙が濡れるので、一度新しいものに交換するのがコツです。
4. 風通しの良い日陰で干す:直射日光やドライヤーの熱は、革のひび割れやソールの剥がれの原因になるため絶対にNGです。必ず日陰で乾かします。
5. クリームで保湿(革の場合):完全に乾いたら、天然皮革の場合は専用のクリームを塗って栄養と油分を補給します。
雨の日は長袖?半袖がいい?
「雨で寒いから、長袖のピステやジャージを着せよう」と思いがちですが、実はラグビーにおいて雨の日は「半袖」または「体に密着するアンダーウェア」が正解です。
ゆったりした長袖のウェアは、雨や泥を吸い込むとズッシリと重くなり、選手の体力を猛烈に奪います。さらに、濡れた布が肌に触れ続けることで、どんどん体温が下がってしまいます。
おすすめは、ピタッとしたコンプレッションインナー(撥水性や保温性のあるもの)の上に、半袖のジャージを着るスタイルです。これなら重くならず、動きやすさを維持したまま体温の低下を最小限に抑えることができます。
雨でも身体を冷やさない対策
雨の日の試合で最も怖いのが「低体温症」です。子供は大人よりも体温調節が苦手なので、親のサポートが欠かせません。
• 試合直前まで濡らさない:アップが終わったら、試合が始まる直前までベンチコートやポンチョを着せておきます。
• ハーフタイムのケア:濡れたタオルで体を拭くのは逆効果。乾いたタオルで水気をポンポンと吸い取り、すぐに上着を羽織らせて温かい飲み物を飲ませます。
• 試合後は「秒」で着替える:ノーサイドの笛が鳴ったら、挨拶を終えた瞬間に濡れたウェアを脱がせましょう。恥ずかしがらずに、車の中やテントの下で一刻も早く乾いた服に着替えさせることが最大の防寒対策です。
ビニールは何が必要
「ビニール袋をたくさん持っていく」と言っても、ただのレジ袋だけでは足りません。用途に合わせて以下の3種類を準備しておくのがベストです。
• 45リットルのゴミ袋(厚手)
大活躍します!泥だらけのウェア一式、リュックサックを丸ごと入れる、あるいは車の座席に敷いてシートの汚れを防ぐなど、多用途に使えます。多めに持っていきましょう。
• スーパーのレジ袋・手提げ袋
濡れたスパイクを個別に入れたり、使ったタオルをまとめたりするのに重宝します。持ち手がついているので、車のトランクのフックに引っ掛けるのにも便利です。
• ジップロック(密閉袋)
親のスマートフォンや車の鍵、財布など、絶対に濡らしたくない貴重品を守るために必須です。
靴はサンダルをプラスして
意外と見落としがちなのが、試合後の移動用の靴です。
大雨の中で試合をした後、行きに履いてきたスニーカーも濡れてしまっていることがよくあります。シャワーを浴びて綺麗な服に着替えたのに、足元はぐちょぐちょの靴……これほど不快なことはありません。
車で帰るまでの道のりや、パーキングエリアでの休憩時など、リラックスして過ごすために「クロックスなどのサンダル」または「スポーツサンダル」を必ず持参しましょう。足先が解放され、通気性も良いため、疲れた子供の足を癒やしてくれます。
まとめ
雨の日のラグビーは、親にとっても子供にとっても本当にハードな1日になります。しかし、泥まみれになりながら一つのボールに向かっていく子供たちの姿は、晴れの日以上に胸を打つものがあります。
事前準備の有無で、その日の疲労度は天と地ほど変わります。「多めのタオル」「即着替え」「新聞紙と特大ゴミ袋」を合言葉に、雨の日も万全の体制で子供たちをサポートしてあげましょう!
準備が完璧であれば、親御さんも心にゆとりを持って「がんばれー!」と大きな声で応援できるはずです。雨の日のラグビーを、家族みんなで乗り切っていきましょう!

