こんにちは、ひーくんあおくんパパです!
最近、我が家の息子が「ラグビーをやりたい!」と言い出しました。新しいスポーツへの挑戦は親としても全力で応援したい反面、やはり「ケガをしないか」というのは一番の心配事ですよね。
ラグビーの準備を進める中で、息子から「パパ、ラグビーって口の中に何か入れるの?マウスピースって何?」と聞かれました。
確かに、プロの試合を見てもみんな口にカラフルなマウスピースをくわえています。でも、そもそもなぜ必要なのか、いくらくらいするのか、どこで買えるのか…意外と知らないことが多いのではないでしょうか?
そこで今回は、これからラグビーを始めるお子さんを持つ親御さんに向けて、ラグビーにおけるマウスピースの重要性や種類、相場、お手入れ方法までを徹底的に解説していきます!
1. そもそもマウスピースとは?
マウスピース(マウスガードとも呼ばれます)とは、スポーツのプレー中に口の中や顎、頭部への衝撃を和らげるために、歯に装着する保護器具のことです。主にシリコンやEVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)といった、弾力性と衝撃吸収性に優れた素材で作られています。
形状としては、上の歯全体をすっぽりと覆う「上顎用」が一般的です。格闘技などで上下の歯を覆うタイプもありますが、ラグビーにおいては呼吸のしやすさやコミュニケーション(声掛け)の取りやすさを考慮し、上顎のみに装着するタイプが主流となっています。
単なる「歯のカバー」と思われがちですが、実はその役割は多岐にわたり、スポーツにおける安全確保のための非常に高度なプロテクターとしての役割を担っています。
2. ラグビーでマウスピースは必要?
結論から言うと、ラグビーにおいてマウスピースは「絶対に必要(必須)」と言っても過言ではありません。
ラグビーはタックルやスクラム、ラックなど、選手同士が激しくぶつかり合うコンタクトスポーツです。そのため、日本ラグビーフットボール協会でも安全対策としてマウスピースの装着を強く推奨しており、特に中学生・高校生の公式戦では装着が義務化されています。小学生(ミニラグビー)の段階でも、安全面を考慮して装着を義務付けているスクールやチームがほとんどです。
「まだ小さいから」「激しいタックルはしないから」と油断するのは禁物です。子供同士であっても、予期せぬタイミングで頭や肘が顔に当たったり、転倒して地面に顎を強く打ったりするリスクは常にあります。お子さんの大切な身体と未来を守るためのお守りとして、マウスピースは練習初日から必ず準備してあげたいアイテムです。
3. マウスピースの種類
マウスピースには、大きく分けて3つの種類があります。それぞれの特徴を理解して、お子さんの成長やレベルに合ったものを選びましょう。
既製品(ストック・タイプ)
スポーツショップなどで販売されている、形がすでに出来上がっているタイプです。買ったその場ですぐに口に入れて使うことができます。
安価で手軽なのが最大のメリットですが、個人の歯型に合わせていないため、フィット感は最も低くなります。口を開けると落ちてしまったり、呼吸がしづらかったりするため、本格的なラグビーのプレーにはあまり適していません。
お湯で合わせるタイプ(ボイル&バイト・タイプ)
現在、最も多くの市販品で採用されているのがこのタイプです。お湯(70度〜80度程度)に浸して素材を柔らかくした後、口の中に入れて噛み締め、指や舌で歯に押し当てて自分の歯型を取ります。
自宅で手軽にある程度のフィット感を得られるのが魅力です。価格と性能のバランスが良く、成長期で歯の生え変わりが激しく、頻繁に買い替えが必要な小学生〜中学生の時期には、このタイプを選ぶご家庭が多いです。
オーダーメイド(カスタムメイド・タイプ)
歯科医院や専用の製作所で、自分の歯型(印象)を正確に採って作ってもらうマウスピースです。
自分の歯と歯茎の形状に1ミリの狂いもなくピッタリとフィットするため、外れにくく、呼吸のしやすさ、話しやすさ、そして防御力において他のタイプとは一線を画します。プロ選手や高校生以上の本格的なプレーヤーの多くは、このオーダーメイドを使用しています。
4. マウスピースをつけたらどんな効果がでる?
マウスピースの装着には、単に歯を守る以上の驚くべき効果があります。お子さんに「なぜつけるのか」を説明する際にも、以下のポイントを伝えてあげてください。
歯の破折・抜け落ちの防止
最も直接的な効果です。外部からの強い衝撃から歯を守り、折れたり抜けたりするのを防ぎます。永久歯は一度失うと二度と生えてきません。歯の治療には時間もお金もかかるため、物理的なガードは非常に重要です。
口腔内の裂傷予防
ラグビーでは、自分の歯で自分の唇や頬の内側、舌を強く噛んで切ってしまうケガが非常に多いです。マウスピースで歯の鋭い先端を覆うことで、これらの柔らかい組織をザックリと切ってしまう大ケガを防ぎます。
脳震盪(のうしんとう)の予防・軽減
顎の下から強い衝撃を受けると、その力が頭蓋骨を通じて脳に伝わり、脳震盪を引き起こす原因になります。マウスピースを噛み締めることで、衝撃を吸収・分散させるクッションの役割を果たし、脳へのダメージを大きく軽減できると言われています。
パフォーマンスの向上と心理的安心感
人間は、重いものを持ち上げたり強い力を発揮したりする際、無意識に奥歯を強く噛み締めます。マウスピースがあると、歯を痛める心配なく思い切り噛み締めることができるため、タックル時などの瞬発的なパワーが向上するとされています。また、「これをつけていれば安全だ」という心理的な安心感が、恐怖心をなくし、積極的なプレーを生み出すことにも繋がります。
5. マウスピースの相場はいくら?
種類によって価格帯は大きく異なります。
• 市販の既製品・お湯で合わせるタイプ: 1,000円〜5,000円程度
スポーツショップやネット通販で手軽に買える価格帯です。ショックドクター(Shock Doctor)などの有名ブランドの高品質なものでも、3,000円〜4,000円出せば購入可能です。
• 歯科医院でのオーダーメイド: 10,000円〜30,000円程度(自由診療)
スポーツ用のマウスピース作成は原則として保険適用外(自由診療)となるため、歯科医院によって価格設定が異なります。高いと思われるかもしれませんが、そのフィット感と安全性、長持ちする耐久性を考えれば、十分に見合う投資と言えます。
6. どこで作れるのか・買えるのか
スポーツ用品店(量販店・専門店)
ゼビオやスポーツデポなどの大型スポーツ量販店のほか、カンタベリーやスズキスポーツといったラグビー用品専門店で購入できます。実物を見て、サイズ(大人用・子供用/ユース用)を確認して買えるのがメリットです。
インターネット通販
Amazonや楽天市場などでも豊富に取り扱われています。種類やカラーバリエーションが多く、レビューを見ながら選べるのが便利です。ただし、お子さんの口のサイズに合うかしっかり確認してから購入しましょう。
歯科医院(歯医者さん)
オーダーメイドを作る場合は、スポーツ歯科に詳しい歯科医院を受診します。すべての歯医者さんで作れるわけではないので、事前に「スポーツ用のマウスピース(マウスガード)の作成は可能ですか?」と電話やホームページで確認することをおすすめします。
7. 市販のマウスピースと歯医者でのマウスピースの違い
一番の違いは「圧倒的なフィット感と安全性」です。
市販のお湯で合わせるタイプも進化していますが、どうしても隙間ができたり、特定の歯にだけ力がかかったりすることがあります。フィット感が悪いと、試合中に息が上がった時に口からポロリと落ちてしまったり、仲間に指示を出すときに喋りづらかったりして、プレーの妨げになるストレスが生じます。
一方、歯医者さんで作るオーダーメイドは、上の歯に「吸い付く」ようにフィットします。口を大きく開けても落ちず、装着したまま水を飲んだり、普通に会話したりすることも可能です。また、噛み合わせのバランスも歯科医師が調整してくれるため、顎関節への負担も少なく、安全性が最も高いと言えます。
【パパからのアドバイス】
小学生など、乳歯から永久歯への生え変わりが激しい時期は、数ヶ月で口の中の形が変わってしまうため、市販の「お湯で合わせるタイプ」をこまめに買い替えるのが経済的です。中学生・高校生になり、永久歯が生え揃って本格的にコンタクトプレーが激しくなってきたら、歯科医院でのオーダーメイドに切り替えるのがおすすめです!
8. 作ったら慣れるまでの期間
マウスピースを初めて口に入れた時は、大人でも子供でも「オエッ」としたり(嘔吐反射)、唾液が異常に出たりして、違和感を覚えるのが普通です。
完全に慣れるまでには、数日から2週間程度かかると考えておきましょう。
早く慣れるためのコツは、いきなり激しい練習で使うのではなく、日常生活の中で少しずつ装着時間を増やすことです。
1. 最初は自宅でテレビを見ながら、ゲームをしながら5分〜10分つける。
2. 慣れてきたら、装着したまま本を声に出して読んでみる(喋る練習)。
3. ジョギングやパス回しなど、息が上がりすぎない軽い練習の時につけてみる。
こうして段階を踏むことで、お子さんもストレスなく試合で使えるようになります。
9. 手入れ方法(清潔に保つために)
口の中に入れるものなので、衛生管理は非常に重要です。間違った手入れをすると、変形したり、雑菌が繁殖して悪臭の原因になったりします。
• 基本は水洗い: 使用後はすぐに、流水で指を使って優しく汚れを洗い流します。
• お湯は絶対にNG: お湯で洗うと熱で形が変形してしまい、せっかく合わせた型が台無しになります。絶対に水またはぬるま湯(体温以下)で洗いましょう。
• 専用の洗浄剤を使う: 週に数回は、市販のマウスピース用(または入れ歯用)の洗浄剤につけ置きすると、目に見えない細菌やにおいをスッキリ落とせます。歯磨き粉をつけて歯ブラシでゴシゴシ洗うのは、表面に細かい傷がつき、そこに菌が繁殖しやすくなるため避けましょう。
• しっかり乾燥させて保管: 洗った後は水分をしっかり拭き取り、通気性の良い専用ケースに入れて保管します。濡れたまま密閉するとカビの原因になります。また、夏の車内など高温になる場所に放置するのも変形の原因になるため注意してください。
10. まとめ
今回は、ラグビーを始めるお子さんに必須のアイテム「マウスピース」について詳しく解説しました。
• マウスピースは歯だけでなく、脳や命を守る重要なプロテクター。
• ラグビーでは基本的に装着が必須(義務)。
• 成長期は市販のお湯で合わせるタイプ、永久歯が揃ったら歯医者でのオーダーメイドがおすすめ。
• 熱に弱いため、お湯洗い・高温放置は厳禁!水洗いと乾燥で清潔に。
ラグビーは「One for all, All for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」という素晴らしい精神を学べるスポーツです。お子さんが恐怖心なく、思い切りフィールドを駆け回れるように、親としては万全の安全対策をして送り出してあげたいですね!
まずはスポーツショップに行って、お子さんと一緒に好きな色のマウスピースを選んでみてはいかがでしょうか?お気に入りのギアがあれば、きっとラグビーへのモチベーションもさらに上がるはずですよ!
ひーくんとあおくんのラグビーライフが、最高に楽しいものになるよう応援しています!