「タバコ」のことを、あなたはなんて呼びますか?私は「相棒」と呼んでいました。ずっと一緒にいた、欠かせない存在だったからです。でも、そんな相棒と「卒業」することを決めました。禁煙ではなく、**「卒煙」**です。
私が卒煙しようと思ったのは、大切な息子のため。息子への「ごめんね」という気持ちが、私の背中を押してくれました。そして、思い切って相棒と別れてみたら、想像以上の離脱症状や禁断症状に苦しむことに…。
でも、それを乗り越えたからこそ見えた、新しい景色がありました。今回は、私がどうやって卒煙を成功させたのか、そして卒煙してよかったこと、乗り切るために使ったアイテムなどを、正直にお話ししたいと思います。
卒煙してよかったこと:お金と心に余裕ができた!
卒煙してまず一番に感じたのは、タバコ代が浮いたこと!これが本当に大きかったです。
以前は、常にタバコがないと不安で、気づけばクレジットカードでたくさん買っていました。でも、やめてからはお金の心配をする必要がなくなり、心に大きな余裕が生まれました。お金を気にせず過ごせるって、こんなに気持ちが楽なんだなと実感しました。
卒煙の壁:離脱症状・禁断症状との闘い方
「卒煙は気合いで!」なんて言う人もいますが、正直言って、それは無理です。卒煙は、体も心も変化する、想像以上に大変な道のりです。でも、私はいくつかのアイテムと方法で、この壁を乗り越えることができました。
乗り越えるための3つのアイテムと方法
1. 禁煙飴
息子への申し訳なさから卒煙を決意した私は、お金は最小限に抑えたいと思っていました。なので、病院に行くのではなく、ドラッグストアで見つけた**「禁煙飴」**を買うことから始めました。
メントール配合の飴で、正直、美味しいとは言えません。むしろ、なんだか息苦しさを感じるほど。でも、これを相棒が恋しくなったら食べる、と決めていました。
2. 腕立て伏せ
タバコへの欲求がピークに達するのは、卒煙を始めてから4〜5時間後。まるで初恋のように、頭の中がタバコのことでいっぱいになるんです。そんなときは、腕立て伏せです!
私は30回、40回、また30回と、腕がパンパンになるまで続けました。腕立て伏せをすることで、タバコを吸いたい気持ちが抑えられ、体を動かすことで気分転換にもなりました。
3. 禁煙アプリ
スマホの禁煙アプリも、かなりおすすめです。具体的な目標を立てて、達成度を可視化することで、モチベーションを保つことができました。
「相棒」への愛しさは消えない?卒煙1週間後の変化
卒煙して約1週間経つと、タバコへの愛おしさは少しずつ薄れてきます。でも、体はまだ相棒の匂いを覚えています。そのため、ふとした瞬間に体が震えたり、イライラしたりすることがありました。
そんなときは、いつもの禁煙飴と腕立て伏せで乗り切りました。でも、一番の支えになったのは、やはり子どもたちの存在でした。彼らのためなら頑張れる、という強い気持ちが私を支えてくれたのです。
卒煙1ヵ月後の変化:心と体の安定
卒煙から2週間、3週間と経っても、タバコへの欲求は完全に消えるわけではありません。でも、最初の頃に比べると、ずいぶんコントロールできるようになります。これまでに試してきた方法で、なんとか乗り越えられる自信がついてくるからです。
そして、約1ヵ月も経つと、精神的にかなり落ち着いてきました。禁煙飴はもはやお守りのような存在になり、普通の飴でも乗り切れるようになりました。
そういえば、卒煙すると体重が増えるという話は本当です。私も6キロ増えました(笑)。でも、筋トレも取り入れていたので、そこまで気にしませんでした。体重が増えても、卒煙という大きな目標を達成することが一番大切です。
「さよなら、相棒!」卒煙は気楽な気持ちで
卒煙を続けていくうちに、仕事が忙しくなり、タバコのことを考える暇もなくなっていきます。子どもたちと過ごす時間も増え、良い意味でも悪い意味でも、たくさんの表情を見られるようになりました。親として、これほど嬉しいことはありません。
私は今でも、卒煙を決意した日に日付を書いたタバコを、バッグの中に入れています。ポケットの中にいつもあった相棒を、いつでも思い出せるように。そして、たまに匂いを嗅いで、離脱症状を楽しんでいます。
卒煙は、明確な目標や、支えてくれる人がいると頑張れます。でも、頑張りすぎないことも大切です。失敗しても気にしないで、「気が向いたらまたやってみよう!」くらいの気持ちでいるほうが、ずっと楽です。
私はこれからも、焦らずのんびりと、卒煙の道のりを楽しんでいこうと思います。
さようなら、相棒!今までありがとう!




子育てとお出かけ、体験などのブログを書いているひーくんあおくんパパです。35歳仕事は介護福祉士の資格を持っており病院にて勤務しております。